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久保田一竹展 制作風景レポート

12月30日から始まる「久保田一竹と川崎景太」展を控え、制作に打ち込む川崎景太氏の制作風景を取材しお話を伺った。大森山王のマミ会館にある地下のアトリエには5万本ものススキが並べられ、これからダイナミックな作品がつくられていくだろうと予感させる。

「一竹氏の波乱万丈な人生を作品を通して人々に伝えたい。まず、柳を使った作品では、しだれ落ちる柳を人生と重ね合わせています。辻が花の制作を生涯続けられたことはすごいことだと思います。様々な障害を乗り越え、時にはくじけそうになったこともあるでしょう。でもしゃがむことでより高く飛べる。そんな精神を柳を用いた作品に託しました。」

またアトリエに溢れんばかりのススキを用いた作品は、「雲海のイメージ」だという。「地上の世界から、雲の上の世界に行き着くことを想像しました。雲の上には、きっと先代(久保田一竹一代目)がいると。この展覧会のことを先代に伝えたいんです。」
そんな願いを込める作品への姿勢に、胸がじんと熱くなった。

「今回は造形美がメインで、生花だけでなくドライフラワーや他の自然素材も使います。『辻が花』と『花』をどうリンクさせるか、というコンセプトの構築に一番時間をかけました。この展覧会では映像、音響の空間もあり、各々のスペシャルを出し合う中で『辻が花と花』を成功させる、という気持ちを一つにして取り組んでいます。四季を追いかけ、命の継承を感じる、そんなことを展覧会を見に来て下さる方々に感じて頂ければと思います。」
そう真剣な表情でお話してくれた川崎景太氏。日本の昔から伝わる美しさを感じる展覧会。2009年の年明けは、今までにない特別なものになりそうだ。


写真・文:大西佑季
2007年東京国立科学博物館「花」展から現在まで、マミフラワーの様々な活動を写真と文章でレポートしている。ファッションモデルや映画への出演、ラジオ・パーソナリティとして活動するほか、東京芸術大学の修士課程において建築や造園の研究を行うなど、自然にまつわる活動を行っている。





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