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だんだんと深く秋色にそまってきた表参道の並木道。そんな季節を思いきり味わえる展示が表参道マミサイトで催された。展示のテーマは「実りの秋」。キャンドルと植物を使うというシンプルなルールで、一つとして同じものがない個性的な作品たちがずらりと並んだ。11月7日~8日の2日間と展示にしてはちょっと短いが、表参道という土地柄、ふらりと気軽に立ち寄れるので常にお客さんが絶えない。買い物をするカップルや友達同士で「何の展示してるんだろう?見てみよう」と見に来たり、通りすがりの人も興味津々にのぞいていく。

丁寧な指導に定評のあるマミフラワーデザインスクールだが、8日は主宰の川崎景太氏が朝から会場に足を運び、一人一人にアドバイス。今回初めて作品を出展するという生徒もおり、大いに刺激を受けている様子であった。

「キャンドルを使う、という制約があるからこその自由がある。」とは川崎景太氏の言葉。使う花材・植物は全くの自由。形も大きさも、十人十色の作品たちはフラワーデザインだけれどもアートのようでもある。そこには、十人十色のストーリーが込められている。先生の「人によって感動する作品が違う」という言葉に同感した。キレイとかスゴイとかではなく、つくる人の人柄が垣間見れた瞬間に人は惹きつけられるのかもしれない。

8日の3時からは地下で出展者の集まるパーティが開かれた。主宰の川崎景太氏、川崎景介校長先生からの挨拶があり、乾杯。マミの講師と生徒はとても距離が近くてアットホームな雰囲気。普段は全く違う仕事をしていたり、年齢層もさまざまだから話には面白い花が咲く。
「今年の春の大丸展で体験レッスンをして、7月に表参道でレッスンを始めて、今回先生に薦められて出展しました」(青沼祐子さん・基礎科)という方もいれば、「作品づくりはなかなか苦戦することが多かった。プロセスもそうだし、展示することで周りに色々な意見をもらえた貴重な時間だった。終わってから初めて完成したというかんじ。これから次の作品にプラスになっていくようにしたい」(谷内亮馬さん)という声も。多かったのが「つくっている時に集中して、無心になっている時間が一番楽しかった」という声。ものづくりが本当に好きなんだということはみんなに共通しているようだ。

写真・文:大西佑季
2007年東京国立科学博物館「花」展から現在まで、マミフラワーの様々な活動を写真と文章でレポートしている。ファッションモデルやラジオ・パーソナリティとして活動するほか、東京芸術大学の修士課程において建築や造園の研究を行うなど、自然にまつわる活動を行っている。

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